2歳児、喋らなくて手を引っ張るクレーン現象が出たその後。自閉症とは限らない。

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子供にクレーン現象が出ました

「クレーン現象」をご存じですか。

 

 クレーン現象とは、子どもが何かをしてほしいときに、相手の手を引っ張ってその何かを達成しようとする動作のことです。

自閉症の子どもの多くにはこの動作が認められます。

グーグルで検索すると、1番最初にこのような表記が出て来ます。

うまく親に言葉で自分の意思を伝えられない子供が、親の手を使って要求を満たそうとする動作のことです。親の手をひっぱって、自分のやりたいことをさせようとします。

 

私は子供の発達が遅れていて発達障害を疑っていた時に、この「クレーン現象」を他の発達障害の方のブログを見て知りました。

 

私の息子は全然喋りませんでした。

自治体が緩かったので1歳半検診は喃語が3種類あるのでセーフ。

でも気になる所があったので、そのまま自治体に相談して市の発達相談に通っていました。

結局2歳半で単語が増えだして、3歳代になってやっと2語文。

当時の発達検査では大体1年弱の遅れでした。

 

当時は気に病んで、「自閉症 症状」とかばかりで検索していました。

 

その「自閉症 症状」の中の一つとしてよく出て来るのが「クレーン現象」だったのです。

 

その中でこの「クレーン現象」というものを知ったんですが、これを始めて息子がやった時は何ていうか…「最後通牒」を受けたような。それはもう絶望した気分になりました。

「やっぱり私の息子は自閉症なんだな」と。

 

何かが欲しい時は必ずクレーン現象。指差しは自らしたことがありません。

(因みに下2人は1歳を過ぎる頃に何も教えてなくても指差しをするようになったし、すぐ欲しい物の名前を言うようになりました。普通はこうなんだなあ。)

 

私も一緒に指差しを練習したりしていましたが、この「指差しの練習をする」ということがまず悲しかったです。普通じゃないことを実感してしまうというか。

指差しをしないというか、「こういう時に指差しをすればいい」ということを本人がわかっていない感じでした。

そのため、長い間、息子は私の手をクレーンしていました。

 

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クレーン現象があるから自閉症とは限らない

さて。

子供にクレーン現象の症状が出て、私が一番ショックだったのは「子どもが自閉症である」という事実が確定したように感じたからでした。

どこのサイトを見ても、「クレーン現象は自閉症の子が行う」という感じに書かれていたからです。

 

なので私は「私の子供は自閉症なんだ。」「知的障害者として生きていくんだ。」とすごくショックを受けました。

(これは、実際に知的障害者の身内がいるからこそ思う気持ちです。知的障害者の方を馬鹿にしている訳ではありません。)

 

ですが。実際、私の息子は「自閉症」とは今の所診断されていません。

自閉症って症状が多く、「ここからが自閉症」とくっきり区別されている訳ではないので、息子にも「これ自閉症っぽいな」と思う所はあります。

だけど、私の怖かった「支援学校から作業所に行き一生親元から離せない」というレベルではありませんでした。(義理の家族が支援学校から作業所に通っています。遺伝で同じような障害を持つのが一番怖かった。)

 

言葉が遅かったことから療育には通っていますが、幼稚園で仲の良い友達も出来たし、勉強も大好きだし、春からは普通の小学校に通えそうです。

 

このように、クレーン現象が出た=必ずしも子供は自閉症とは限らないようです。

自閉症の子どもは、何かをしてほしいとき、してほしい相手より「もの」に関心が強いため、相手の気持ちに構わずに要求を満たそうとすることがあるためだと考えられます。

しかし、通常の発達過程の子どもにもクレーン現象が現れることがあります。1歳前後で言葉を使って要求を伝えることができない子どもは、さまざまな方法で、してほしいことを伝えようとします。その方法の一つとして、クレーン現象が認められます。

上で書いた「クレーン現象」の説明。グーグル検索だと上記のように出てきますが、そのページに飛んでみるとちゃんと「通常の成長過程の子どもにもクレーン現象が現れることがある」と記載されているのです。

 

もし、私と同じように「子どもにクレーン現象が出た」「子どもは自閉症だ」と全てが終わってしまったような感覚になってしまった方がいれば、「クレーン現象が出ても必ずしも自閉症とは限らないよ」と伝えたくて今回このブログを書きました。

 

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勿論、気になる場合は早めに相談を

クレーン現象が出ても必ず自閉症とは限らない。

なら「うちの子はクレーン現象が出てるけど大丈夫だろう」「気にしなくていいや」と思える方もいるかもしれません。

だけど、ほとんどの方は少しは不安な気持ちも残ると思います。

 

そんな時は、住んでいる自治体の保健センターや子育てに関する部署にしっかり相談して、早めに動くのがおすすめです。

「うちの子クレーン現象があるんだけど発達障害かもしれない」と1人でもやもやしていても、時間の無駄というか。病んでしまうだけなので…。

ある程度子供が大きくならないと白黒はっきりはしませんが、相談して子供に1番いい方法を考えることは出来ます。療育に行ったり。

なので気になる方は、是非自治体に相談してみてくださいね。

 

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