子ども医療電話相談事業、#8000
「#8000」ってご存じですか?
厚生労働省が行っている事業で、正式名は「子ども医療電話相談事業」といいます。
夜間や深夜に子供が急に怪我をしたり、急に熱が上がったり、「これは病院に行った方がいいのか?」「どう看病したらいいのか?」とわからない時にお医者さんや看護師さんが相談に乗ってくれたり、時には病院を紹介してくれます。
因みにこの電話は全国どこからかけても「#8000」で大丈夫なんですが、
地域によって受けてくれる場所が違います。なので東京でかければ「東京の#8000事業」に。大阪でかければ「大阪の#8000事業」につながります。
地域の「#8000」につながるので、もし病院に行った方がいいと言われた時はその地域の病院(救急で行ける病院)も教えてくれます。
1部地域を除いて殆どの地域が病院の閉院時間である夕方~翌日の朝まで電話受付をしているので、行きつけの病院が閉院している夜間に万一子供が何かあった時、本当に便利なんです。
子どもの病気って、初めてだとパニックになっちゃって…。
本当に「何をしたらいいのか」ってのがすぱっと抜け落ちてしまうんですよね。
そんな時にこれだけは出来るように、我が家も最初は冷蔵庫の目につきやすい所に「#8000」の案内があるステッカーを貼っていました。
我が家では先日も、3番目(1歳1か月)が車に乗って遊んでいた所を、上の子が親切心で車を押してくれたら勢いがついてしまい、1歳が車から落ちてしまったんです。
そして、ベビーゲートにぶつかっておでこを怪我してしまいました。
たんこぶ位ならよくあるんで様子を見るのですが、その時は4×2cmの範囲が2cm位盛り上がって腫れて、血までだらだら…。
夜で行きつけの病院は開いてないから、相談する相手もいない。
冷静になった今は「そんなことで連絡してよかったのか」と思ったりもしますが。その時は腫れあがった子供の傷跡と血を見て親の私がパニックになってしまいました。
もう「血が血がびびびびょういんおかねおかねほけんしょうああああきがえてもう上の子はパジャマでいいかな車のかぎはどこだでもこんな状態で運転したら事故るううううあああああどうしよう血が血が」状態。
3人目ですらこんなにパニックになってしまう私ですが、その時唯一「#8000」にだけは電話をかけることが出来ました。
救急時の対応を、電話で指示して貰えるのは本当に有難いです。
(その時は対処法を教えて貰い、血も止まったので救急病院にはかかりませんでした。)
「#8000」につながらない時はどうする?
そんな便利な「#8000」。夜間に電話相談が出来てめちゃくちゃ便利なんですが、日によっては全く繋がらないこともあります。
私も子供が年末の12/31の夜に「お腹が痛い」と泣き出しました。それがいつもと様子が違う泣き方だったので「#8000」に相談しようと電話をかけました。
だけど全然繋がらない。何分か待ってかけ直してもやっぱり繋がらない…!
年末だし混み合っていたんだと思います。
子供は益々痛がるし、どうしたらいいのかわからない。
普段「#8000」に頼りすぎて、「#8000」にかける以外の方法が思いつかなくて、めちゃくちゃ焦ってしまいました…。
今後、また急病なのに「#8000が繋がらない」とパニックになってしまった時のために、「#8000に繋がらない時にすること」をまとめておきます。
県の番号に直接電話する
上にも書きましたが、厚生労働省のホームページ。
ここに、各県の「子ども医療電話相談事業」に直接つながる電話番号が記載されています。
スマホではなく自宅の電話などからかけていた場合は、お住まいの自治体のこのの番号にかけてみると繋がるかもしれません。
「〇〇県 #8000」で検索しても番号が出てきます。
自己判断する
電話が繋がらない時は、とりあえず落ち着いて自己判断するのも良いと思います。
このサイトが便利。
厚生労働省研究班/公益社団法人 日本小児科学会監修の、ちゃんとしたサイトです。勿論無料で使用できます。
左側のタブから症状を選び、今の状況にチェックを入れれれば、
このように病院に行くべきか
家で様子を見るべきか簡単に診断してくれます。
ただあくまでも状況での判断で、実際に子供を見ての診察ではないので、気になることがある場合は病院に直接行くことも考えておいた方がいいです。
直接病院に電話をかける
近くの緊急指定病院がわかれば、直接電話をかけても話を聞いて貰えます。
ただ、救急で小児科をやっている所ってそんなにないんですよね。
なので「小児科専門の医師ではないのですが」と言われることもあります。
後、電話先は大体受付の方です。
私の最寄りの病院だと「看護師に代わります」とそのまま受診すべきか話を聞いて貰えるんですが、救急病院の場合は「とりあえず来てみてください」と言われることが多いです。
救急病院が知りたいなら消防署にかける
上で書いた12/31の子供の腹痛の話。
年末年始だったので里帰りしていて、実家にいる時の話なんです。
なので行きつけの病院も近くになく、実家も引っ越したばかりで地元ではないので、どこの病院にかかればいいのか(どこの病院なら救急の子供を見て貰えるのか)がさっぱりわかりませんでした。
なので「消防署」に連絡しました。
救急とかではないので、「119」にはかけません。
ネットで検索したら、その地域の消防署の正式な番号が出て来るのでそちらにかけました。
(最後の4桁が〇〇〇-〇〇〇〇-0119の番号です)
私はそれで最寄りの救急病院で、子どもを見て貰えそうな所を教えて貰いました。
救急病院がわからない場合はこんな手段もあるということで…。
「大した症状じゃないのに救急病院や消防署に迷惑をかけていい物か」という気持ちがどこかであったりするんですが。
一番大事なのは子供の命なので、そこは気にせずいきます。
最後に
「#8000」はすごく便利なんですが、便利すぎて繋がらない時にどうすればいいのか救急時にはすっぽり頭から飛んでしまう私。
自分もこれを参考に、今後子供の緊急事態に備えたいと思います。
このブログが誰かの参考になれば嬉しいです。