帝王切開が楽なお産なんて大嘘
今日は「帝王切開が楽なお産」だという都市伝説!?について。
帝王切開が楽なお産、これたまに見るけど誰が言い出したんですかね?
子宮口が全開になるまで普通分娩をほぼフルコースで体験したのち帝王切開になった私ですが、帝王切開は帝王切開でめちゃくちゃ辛かったです。(当然普通分娩も痛かったけど)
今日は私が帝王切開で大変だったことを書いてみます。
私が実際に帝王切開をして、大変だと思ったこと
最初に私が帝王切開になるまでの経緯を少しだけ書いておきますね。
私の出産は予定日超過で、陣痛促進剤からスタートでした。
そこから陣痛に耐え、3日目夜に破水して早朝に分娩室へ。
分娩室に移って6時間たったものの、どうしても子どもの頭が出てこないことから緊急帝王切開になりました。
4日間の間ずっと強めの陣痛に耐えていたので、体はもうぼろぼろ。帝王切開になったことで逆に少し安心したのでした。
「もう早く出して!!」と。
今までずっと受けていた陣痛の強い痛みからやっと解放されたこと。
そして赤ちゃんにやっと会えること。
この2つから手術は怖くはありませんでした。
これは私が痛みで何も考えられなくなってからの「緊急帝王切開」だったからだと思います。
(2人目の時は「予定帝王切開」で、準備期間があった分怖かったです。)
帝王切開は産んでからが辛い…
帝王切開は、誰もが言っているように産んでからが勝負です。
産むまで痛い普通分娩と違って、帝王切開は産んでからがめちゃくちゃ辛い。
ちなみにこの痛みは、対策をしてくれる病院もあります。
私は3回違う病院で帝王切開で出産したんですが、背中から入れる麻酔の痛み止めを使わせてくれたり、飲み薬の痛み止めで耐えることになったり、様々でした。
でも、対策をしてくれると言っても痛いのには変わりないです。
普段みたいに「痛み全くなし!」みたいな状況にはなりません。
笑うだけで痛い、ベットから起き上がれない、勿論歩けない。
一応手術当日はベット上で安静なのですが、次の日から歩けます。
というか、赤ちゃんのお世話があるので歩かざるを得ません。
点滴の棒を杖代わりに、よろよろ前かがみで歩くことになります。
私は真っすぐ歩くのに1週間かかりました…。
普通分娩で産んだママが順調に回復していくのがうらやましかった…。
帝王切開は普通の手術より、回復にかけられる時間が少ない
私、20歳位の頃虫垂腹膜炎(「盲腸の破裂」と言われる物)で入院したことがあります。
全身麻酔で開腹手術→術後、1週間位かけてゆっくり食事を普通食に戻し、看護師さんの手厚い看病のもと普通の生活に時間をかけて戻っていきました。
手術後、ベットから動くのもトイレに行くのもなかなかさせて貰えませんでした。
そんな風に、普通に手術した人は術後暫く安静なんですよ。看護師さんも色々お世話をやいてくれるんです。
それが、帝王切開の場合は次の日には新生児のお世話が始まり、自分で歩かないといけなくなります。
食事もあっという間に元に戻り(お腹もすくし)、3~4日も経つと胸が張って夜中も授乳をするしかなくなります。
どちらも開腹手術です。お腹を切って大変なのは同じです。なのに手術後の差にびっくりしました。
術後の傷が残る、痛む。
帝王切開は、手術後の傷が目立つ所に残ります。
2度目3度目は1回目と同じ所を切られるので、1度切ってしまってるのもあってそこまで気になりませんが。
やっぱり1回目の帝王切開の後は残った傷跡が気になりましたね…。
そしてこの傷跡。気候や体調によって、手術が終わって大分たっても痛む方もいるようです。
手術の時だけじゃなくて、その後も長く痛むのは辛い。
帝王切開だって立派なお産。胸はっていきましょ!
帝王切開だって立派なお産です。
私は普通分娩も最後の方まで経験していますが(出産は出来なかったけど、一応全開になるまで普通分娩だったので)、どっちも辛かったし優劣なんてありません。
結局「子どもが無事生まれてくること」が1番大事です。
帝王切開で命がけで出産したことは、ほこらしいことだと思っています。