我が家の猫の脱走体験談
我が家では今まで4匹の猫を飼っていました。
このご時世なので、4匹とも全て完全室内飼い。
外には出ないように注意をしていましたが…。
注意をしていても、逃げるのが猫。
網戸にしていたら網戸を破って逃げたり、網戸を器用に爪先で開けて逃げたり。
ちょっと宅急便の荷物に印鑑を押している間に逃げたり。
外出時や帰宅時、ドアを開けた瞬間に逃げたり。
洗濯物を干そうとベランダの窓を開けた瞬間逃げたり。
どれだけ気を付けていても、逃げます。
窓にはネットを貼り、網戸は動物に強い物に張替えましたが、それでも逃げます。
特に若い頃(5歳位)まではしょっ中脱走していました。
11歳を超えた今は少しマシになりましたが、それでもたまに脱走します。相変わらず網戸を器用に爪で開けるし、ドアを開けた時はよく後ろから狙っています…。
その中で今回は、
- 他所の家に遊びに行った時
- 引っ越して間もない時
と、2回の「自宅からではない」脱走+帰ってきてくれるまでの体験談を書いてみます。
基本的に家から脱走した時はその日のうち~1日もたたないうちに家に帰ってきて、玄関の前で「にゃ~」と鳴いているうちの猫。
この体験談は普段の慣れた家ではない場所での脱走で、帰ってくるのに3日以上かかった話です。
飼い猫が他所の家で脱走した体験談
とある日。部屋にダニが出てしまい、家全体のダニ駆除をすることになりました。
ダニ駆除として使うことにしたのが、部屋を閉め切って家中に煙を充満させるタイプ。
(こういうタイプの物です)
これを使用する際、当然ながら他の生き物(人間やペット)は家を出ておかなくてはいけません。(煙を吸い込んだら危険なので)
なので、我が家はこの薬剤を分布する間、車で30分ほどの祖母の家に犬猫ともに1日お世話になることになりました。
そして…。その祖母の家で猫が脱走してしまったのです。空いていた窓の網戸を破って…。
自宅ならともかく、自宅ではない場所。焦りました。
いつもと違う場所で猫を探す
猫の移動範囲は基本的に狭いといわれています。
祖母の家は田舎で、周りは田んぼ。お隣さんの家とも結構な距離があります。
家の近くに山があり、「そこに入り込まれたら怖いなあ」と思っていたんですが、その山までも結構距離があったので、家の周りにいるとは思っていました。
だけどこちらが呼んでも返事すらない…。
お腹が減っていたら可哀想なので、外にご飯を用意していたらそれは減っている。(野生動物が食べた可能性もありましたが)
猫は昼より夜の方が強いというので、夜に捜索したりしましたが全然出てこない…。
家ではない場所での脱走だったので、本当に心配しました。
その間祖母の家に毎日探しに行き、5日後にやっと庭で姿を見かけ、捕獲しました。
結構長く脱走していたのに本当に気配もなかったけど、ちゃんと家の周りにいてよかったです。
新居で猫が脱走+遠くまで逃げてしまった体験談
今度は引っ越して数日の話。猫がまた脱走してしまいました。
新居に引っ越してきたばかりで、私も土地勘はあまりありません。
当然猫もまだ慣れていない家+場所でした。
しかもその時は私の対応が悪く。慌てて捕まえようと思って追いかけていった所、逆に遠くまで逃げて行ってしまいました…。
猫の行動範囲は家から半径50m以内のことが多いようですが、追いかけていったことで更に遠くに逃げてしまい、50m以上離れた場所に行ってしまいました。
しかもその逃げて行った場所が私有地で、森のように木が茂った場所。そこに住む方はご近所付き合いもなく何をしているのかもわからないし、少し怖い感じの場所。探しに入ることも出来ません。
引っ越ししてきてあまり日も経っておらず、家の場所もちゃんとわかっているのか…。遠くまで行ってしまったことで、帰って来れないんじゃないかと思いました。
その日は、その逃げた私有地の周辺で猫のご飯入れを鳴らしながら猫捜索。
鳴き声もしないし、場所すらわかりませんでした。
次の日も朝から猫捜索。家の周り~逃げていった私有地までの道のり、そしてその周辺を同じくエサをもって探します。
それでも気配すらなし。
逆に野良猫を見つけて、「もしかしてこの猫の縄張りに入ってしまって、更に遠くに逃げてしまったんじゃ…」と不安になるだけでした。
その翌日、私は用事で外出。夜に帰宅しました。大雨の日で、周りの音が聞こえにくい位の雨が降っています。
家について、とりあえず猫の名前を呼んでみたら…
か細く「にゃー…」と声がする!?
名前を呼びながら周りをよく探してみると、暗闇の中に猫の目が2つ光っているのが見えました。
大雨の中、雨を避けるために家の横の大きな排水溝の中に隠れていたみたいです。
家から50m以上離れた所まで逃げてしまったけど、ちゃんと家の周りまで帰ってきていました。
慌てて排水溝の中に入って捕まえにいきましたが、私が近寄ると逃げます…。
なのでご飯の音を鳴らしながら、少しずつ家の方に向かって歩くいていくと猫もついてきました。
そして、最終的に玄関のドアをあけて、玄関にご飯を用意して私たちは奥の部屋に隠れていました。しばらくして様子を見ると、猫がご飯を食べていたので、こっそりドアをしめて捕獲完了。
その時は3日で無事捕まえることができたのでした。
私が猫が逃げた時にしたこと
各種機関や警察への届け出
見つからない場合、保健所・動物愛護センター・いなくなった場所の警察署に届けておいた方がいいと思います。もし誰か親切な方が見つけてくれた場合、連絡が貰える可能性があります。
私も1日見つからなかった時点で、警察に届け出しました。
交番等に尋ねれば話を聞いてくれます。
後はいなくなった場所の近くに動物病院があれば、そこに弱った猫が連れてこられる可能性もあるみたいです。
ネットで注文できるお名前タグを首輪につけておくのもおすすめです!
私もつけていたのですが、取れてしまって…。「あとで付け直そう」と思ってそのまま放置していたので、肝心な時に役に立ちませんでした。後回しにしちゃだめですね。
私の猫の探し方
我が家の場合は、猫がご飯大好き!でご飯を入れたケースの音をガサガサ鳴らすと家のどこにいてもリビングに来ていました。
なのでその音を鳴らしながら探しました。
後はチャオチュールが大好きだったので、それを持って。
猫のトイレ砂とか、臭いのついている物があればそれを撒くのも有効らしいですが、さすがに道に撒く訳にはいかなかったので…。
臆病な猫の捕まえ方
今回脱走した猫は、めちゃくちゃ臆病です。
人間が近づくとさっと逃げます。
家にも人が遊びにきたら顔を出さない、とにかく怖がりの猫。
なのに、最初逃げてしまった追いかけてしまったのが失敗でした…。
結局は気長に待って、開け放しておいておける場所があるならそこにエサなど好きな物を置いて家の中で待つ方法が1番よかったです。というか、我が家はこの臆病な猫が外に逃げてしまった時は毎回この方法で捕まえています。
最後に
室内猫、どれだけ外に出ないように気を付けていても、ほんの隙をついて逃げてしまうんですよね…。
逃げてしまったら、見つかるまで本当に不安だと思います。
我が家の猫は、いつもと違った環境で時間はかかったけど無事お家に帰って来れました。
どうか、逃げてしまった猫がみんな無事お家に帰れますように。