男の子とピンクの話
突然ですが。私の息子、「ピンク」が好きです。
そもそも、母親である私がピンクが好きでした。
旦那が家具に拘りがない&旦那もピンクが嫌いではないので、私の趣味で決めた我が家の家具もピンクが多いです。
カーテンやタンス、クッションもピンク。持ち物もピンクが多め。
だけど一人目である息子。男の子なのもあり、息子の物を買う時は殆ど青を買っていました。
ピンクが好きな私なので、そりゃあ買えるならピンクが買いたいw
だけど男の子にピンクを買うという考えが無くて。
例えばおもちゃ。オーボールとか、色が選べる物は青を買いました。緑や黄色でもよかったんですけど、青も好きだったので。
食器とか、子供服の箪笥とか、マメ椅子とか…そういう息子の身の回りの細かい物はほとんど青を買っています。
そして2人目である娘。娘の時は、ピンク好きな私なのでここぞとばかりにピンクを買っています。
おもちゃも身の回りの物も。ほとんどピンクです。
そんな感じで、必然と息子の物=青・娘の物=ピンクとなっていったんですよね。
そしてそんなある日。
息子に言われたんですよね。
「どうして僕は青で、〇ちゃん(娘)はピンクなの?僕もピンクがいいのに」
って。
それまでも、娘のピンクの物を使いたがることがあったんです。
例えばコップ。娘と息子それぞれのコップ(上で書いた通り息子が青、娘がピンク)に飲み物を入れた時に、「僕もピンクがいい」と娘のピンクのコップを取ってしまったり。
人の物を欲しがっているだけ、というのもあるかもしれませんが。
他にも安かったので購入してみた、くすみピンクのズボンを気に入って履きたがったり。
(普段はあまりピンクは買わないです。私にセンスがなくてうまくコーデする自信がないので。唯一のピンクのズボンがすごくお気に入り。)
好きなキャラであるカービィがピンク色なのもあるのかもしれない。
その時に思ったんです。
「男の子は青、女の子はピンク」みたいに捕らわれていて、
性別と色の枠を作っていたのは私だったんだなあ、と。
決して「男の子にピンクはダメ」だと決めていた訳ではないです。
現に、ピンクのズボンも買っていますし。
だけど、自然と息子の物は青を購入していました。
だって、お店で売っている物は大体男の子は青、女の子はピンク。
生まれた時の病院でも男の子は青のカード、女の子はピンクのカード。
男子トイレと女子トイレも青とピンクで分かれてることが多いですよね。
そんな感じで私の頭の中にも「男の子は青・女の子はピンク」と自然と刷り込まれてしまっていたみたい。
でも、差別的な意識のない子供だからこそ、男の子でもピンクを選べるのかなあ。
それ以来、私はピンクでも青でも、息子が選んだ物をなるべく購入するようにしています
とりあえず、いつも取り合いになるピンクのお皿とコップは娘と息子の分で2個ずつ買ってきました。(今まではこれも娘がピンク・息子は青だった)
何色でも、息子が「好き」という色の物で息子の物は揃えてあげたいと思います。
息子の「ピンク」ブームが終わりました
現在、息子6歳。幼稚園年長です。
上に書いた「ピンクがいい」ブームは年中さんの頃でした。
年長になって、「ピンクは女の子の色」という意識が目覚めたようです。
「ピンクは女の子の色だから恥ずかしい」というようになりました。
「女の子の色とか決まってないから、好きな色でいいんだよ」とは伝えるようにしていますが…。
これも成長ですね。寂しいですが、うちの息子の「ピンク」ブームは幼稚園の年中で終わったようです。