乳腺炎になってしまいました。
第一子の出産から2週間。私は完全母乳で新生児を育てていました。
そんな中、「乳腺炎」になってしまった体験談です…!
乳腺炎になったきっかけは、乳頭の傷
産後、私も息子もまだ授乳がへたくそ。私の乳頭が小さかったこともあり、乳頭保護器を使って何とか授乳出来ている状態でした。
生後2週間位のある日、右側の乳頭に大きな傷が出来てしまいました。吸われると痛く、血もにじんでいます。血を子どもに飲ませるのに抵抗があったので、その日の晩は痛くない左メインで授乳してしまいました。
今思えばこれが間違いだったんですね。
翌朝、右胸はがっちがち。何かに触れるだけで激痛が走ります。
慌てて病院に行きました。
乳腺炎の治療はこんな感じ
病院で激痛のマッサージを受ける
病院では、お医者さんの診察ではなく助産師さんにマッサージを受けました。
お医者さんには乳頭の怪我用に塗り薬と漢方薬を処方してもらったのみ。乳腺炎の治療は助産師さんによるマッサージが主のようです。
マッサージですが、何かに触れただけで痛い胸を、助産師さんは遠慮なく押してきます。付け根からひねるようなマッサージ…。
はっきり言って、激痛です。助産師さんが鬼に見えます(笑)
それも、たまった母乳を絞り出すために色んな角度から何度もマッサージするんですよね。とにかく痛い…。思わず何度も叫んじゃいましたよ。。
そしてある程度の母乳を絞り出して貰って、次は診察…となった時、急に全身に寒気が走りました。熱を測ると39℃。トイレすら看護師さんに送迎して貰わないといけない位、急に動けなくなりました…。
なのに、待合室から子どもの泣き声が聞こえてくるとまた胸が熱くなってくる…!
結局熱が下がらなくてぼろぼろだったので、座薬を入れて貰いました。
座薬の効果かしばらくしたら熱が下がり、胸の痛みもマシになったので、無事痛い方の胸でも授乳が出来るようになりました。
それ以降は、乳頭の痛みに耐えながらひたすら授乳…!
乳腺炎は、赤ちゃんに吸って貰うことが1番の治療法らしいです。
乳頭の傷みは、授乳が終わる度に病院で処方してもらった薬を塗る→ラップパック→授乳前に拭き取る、で徐々に解消。
数日間は痛みや違和感がありましたが、1週間位で痛みも違和感もましになりました。
乳腺炎におびえたのは生後1か月位まで
1カ月を過ぎる頃には母乳育児が安定してきました。
それと同時に、授乳後まだ胸が重たい…ということがなくなっていき、気が付けば多少感覚が開いても乳腺炎になることはなくなっていました。
それ以降は乳腺炎にはなっていません。
乳腺炎の予防方法
とにかく授乳する
傷が出来て痛くても、とにかく授乳します。
今回、私は血が出ていたので授乳をやめてしまいましたが、母乳は元々血液で出来ているので多少の出血は気にせず、そのまま母乳を飲ませていいそうです。
固い所、痛い所を抑えながら授乳する
乳腺は何本もあります。そして、同じ体制でばかり授乳しているとどうしても「よく母乳が出るところ」「母乳が出ない所」が出てきます。そして、その母乳が出ない所はそのまま母乳が詰まってしまう可能性があるそうです。
なので、胸に固い所や触って痛い所(母乳でできたしこり)がある場合はそこをおさえながら授乳すると、つまりが取れます。
固い所をそのまま放置しておくと、乳腺炎になる可能性があるので要注意です。
危ないと思ったら搾乳する
出産後すぐ、母乳育児が軌道にのるまではすぐ母乳がつまりそうになります。胸が重たい時、授乳の後なのにまだ張っている時は怖いので絞るようになりました。
搾乳方法は手と搾乳機(手動・電動)があります。
手で絞る方法は出産時に教えて貰えると思うのですが、私は下手で全然うまく絞れなくて…。
ピジョンの手動の搾乳機を購入しました。
電動は高いので私は手動にしましたが、慣れると簡単に絞れます。指だけだと絞り残しが不安ですが、搾乳機だと絞り残しの不安も減りますよ。
ただ、使う機会の多い方は電動でもいいかも。
母乳育児が安定してからはしばらく使いませんが、今度は断乳・卒乳の時に使います。私は断乳の時の方がよく使いました。
甘い物を控える
甘い物を食べると乳腺炎に…という話をよく聞きますが、私はあまり気にしていませんでした。
甘い物を食べても、子供にしっかり授乳していれば乳腺炎にはならなかったです。
ただ、子供への影響を考えると甘い物の食べすぎは控えた方がいいのかもしれません。
でも母乳育児ってお腹がすくから多少は仕方ない!と思ってました。息抜きもしたいし。
まとめ
始めてのマッサージは本当に痛くて、「もう2度と乳腺炎になりたくない」と思いました。
ですが、母乳育児をしていると常に乳腺炎の不安はあります…。
でも、1度乳腺炎になると何となく「乳腺炎になりそう」というのがわかるようになります。
その度にこまめな搾乳をすることで、私は酷い乳腺炎にはなりませんでした。
この体験は卒乳・断乳の時にも役立ちます。
お互い乳腺炎には気を付けて乗り切りましょう…!