1歳半健診って何?
赤ちゃんが1歳半になったら、自治体で「1歳半検診」があります。
これは母子保健法によって、市町村が行うことが義務づけられている定期健診なんだそうです。
なのでどこの市町村に住んでいても、日本であればこの健診はあるみたい。
1歳半健診では、運動機能や視聴覚など身体の成長と、精神発達の度合いをチェックします。それにより、お子さまの発達状況を把握するとともに、先天性疾患や精神発達の進度などの問題を早期発見し、適切に指導・対応することで心身障害の進行を防止することが目的です。
https://benesse.jp/kosodate/201705/20170531-1.html
今までの乳児検診は赤ちゃんの「体の発達」がメインでした。
それが、1歳半健診は健診の内容が少し変わります。個人差も大きいことなので、1歳半健診で初めて子供の発達に不安が出て来る方もおられると思います。
そんな1歳半健診。実際行ってきたので、どんなことをしたのか・流れなどをまとめておきます。
1歳半検診の持ち物・準備しておくこと
検診の前に問診票を書いておきます
検診の前に、自治体から1歳半検診の問診票が届きます。
(自治体によって、郵送だったりその前の11か月検診の時に渡されたりする)
問診票の内容は、名前・住所などの基本的な項目の他に
生活のこと
- 病気や怪我をしていないか
- 予防接種をしているか
- 食事のこと(量・回数・好き嫌い)
- 歯磨きをしているか
- 哺乳瓶・授乳をしているか
- 指しゃぶりの有無
成長のこと
- 一人で歩けるか
- 片手を引いて階段を登れるか
- リズムに合わせて体を動かすか
- 殴り書きが出来るか
- パパ、ママ、ワンワン等意味のある言葉が言えるか
- 真似をするか
- 興味がある物を指差しするか
- 指をさした方向を見るか
- 大人の簡単な言葉を理解するか(ちょうだい、おいで、バイバイ等)
- 人見知りの有無
ママのこと
- 現在不安なことはあるか
- 育児の相談相手はいるか
など。私の住む自治体は、B5用紙×3枚分みっちり書くことがありました。
この問診票を元に1歳半検診を受けることになります。
尚、私の自治体は病院などでの個人検診ではなく、区役所での集団検診です。
1歳半検診の持ち物
1歳半健診の持ち物。
- 問診票(上で書いた物)
- 母子手帳
- オムツ
私の自治体ではこの3つが必要でした。
他、保険証や歯ブラシ等が必要と書いてあるサイトもありましたが、私の住む自治体では特に必要なかったです。
他に、必要な方は授乳セットやおむつ替えシート、タオルなどの普段のおでかけセットを持っていくといいと思います。
オムツは、身体測定前に濡れていたら交換するように言われます。
体重測定や身長測定で洋服を全部脱がないといけないので、子どもの服装は脱がせやすい物が良いです。
因みに、私は母子手帳を忘れたことがあります。(馬鹿)
焦りましたが、それでも1歳半健診は受けることが出来ました。(母子手帳の代わりに別紙に記入されました。)
1歳半検診当日
まずは受付→面談から
1歳半検診の会場に到着したらまずは受付。
受付が終わったら、名前を呼ばれるのを待ちます。
私の自治体では保健センター内の広めの部屋で行われました。
待合室にはちゃんと1歳半の子供にむけたおもちゃなどが用意してありました。
受付順に呼ばれ、まずは1対1の面談からです。
上で書いた問診票の内容を一つ一確認されます。こちらも質問がある場合は、このタイミングで質問出来ます。
そして、子供は
- 4cm角位の積み木を5つ出されて、その積み木が積めるか
- 紙に殴り書きが出来るか
- 指さした方を見るか
- 犬、車、魚、靴など(後2つは忘れてしまいました…)6つのイラストが描いてある紙を出されて、「わんわんはどれ?」という質問に答えられるか
というチェックをされました。
(上の子の時に受けた自治体では、〇△□の型はめもあった気がします)
そして、1歳半検診の最大の難関と言えば、言葉ではないでしょうか。(と勝手に思っています)
1歳半検診では意味のある単語はいくつ出ているか聞かれます。
私の住む自治体では言葉は「3つ以上」出ていないとこの1歳半検診でひっかかるとのことでした。
歯科検診
歯医者さんによる歯科検診がありました。
歯の生え具合、虫歯がないかチェックされます。
チェックするだけなのですぐ終わりますが、みんな泣いてました。
歯科相談
先ほどの歯科検診の説明と、歯に関する質問などがないか1対1で面談がありました。
身体測定
身長、体重を測ります。
身長は赤ちゃんの時と同じように寝転んで測るタイプ。
体重は一人で立って乗って、立って測るタイプでした。
(上の子の時の自治体は、親が抱っこして体重計に乗り、親の体重を引くシステムでした。)
身体検診
病院の先生の健診です。
まずは歩き方をチェックされます。
その後は聴診器で胸の音のチェック、大泉門(頭)の閉じ具合のチェック、寝転ばせて足の開きもチェックされました。
以上!
特に問題なく進めば、これで1歳半検診はおしまいです。
1歳半健診にかかった時間は約1時間
私の場合はここまでで1時間ほどでした。
個人個人での面談があったり、体の診察をしてくださるお医者さん・歯医者さんの数も少ないので、子供の数によっては待ち時間もあって時間がかかります。
私は早めに行ったんですが、それでも1時間程かかりました。
問題があれば、面談が追加される
心理士さんとの個人面談
私の自治体は、もし1歳半検診に何か問題があれば「心理士さんとの個人面談」が追加されました。
我が家の下の子は「ママ」(パパもママという)「いないいないばあ」「どうぞ」の3つが出てたので、「大丈夫かな」と思っていたら、カウントされるのは名詞のみらしく、「言語1語のみ」でひっかかってしまい、この面談が追加されました。
また、「指さした方を見ない」「わんわんどれ?の質問に答えられない」でもひっかかりました。
やったことは最初の面談と一緒。
- 紙に殴り書きが出来るか
- 指さした方を見るか
- 先ほどは6つのイラストが描いてある物から「わんわんはどれ?」等の質問に答えられるかでしたが、今度は犬・猫・車の3つが描いてある絵本を見せられ、「わんわんはどれ?」という質問に答えられるか
でした。(我が家の場合、積み木は最初の面談でもできたのでありませんでした。)
指をさした方は見れず。
イラストからにゃんにゃんはどれ?という質問にも答えられず。
でも「にゃんにゃんはどれかな?」といわれて犬をさしながら「にゃんにゃん」と言ってたので、まあいいでしょう、ということになりました。(「にゃんにゃん」と言えてるし、指もさしてるから)
我が家の場合は上の子の1歳半健診の時にもこの個人面談をして貰い(健診には引っかからなかったんですが、発達への不安を伝えたら面談をしてくださいました)、そこから発達相談や発達検査などを受診しています。
こんな感じで上の子の発達相談に通っていたので、下の子も何かあればそこで相談するということになりました。
通常なら次回健診は3歳頃ですが(自治体によって多少の違いは有ります)、私の自治体では健診でひっかかるとその前に再度面談がありました。
自治体によっては、私のように発達相談に通うこともあるかもしれません。
個人的には自治体とのつながりを作っておくのはおすすめです。何かあった時に相談しやすいし、発達診断などの予約を取ってくれたりするので。
また、無理矢理練習して1歳半検診を通るのも個人的にはおすすめしないです。その場は良くても後々大変になるかもしれないので。
もしその子の発達が遅れていたら、早めに療育を開始した方が絶対いいと思うし。
なので無理に練習するより、本来の姿を見て貰った方がいいです。
また、ひっかかったから必ず障害児になるとかいう訳でもありません。
栄養相談
我が家の子どもはめちゃくちゃ食べるので、そのことを上で保健師さんに相談した所、「栄養士さんとの面談」もその場で受けることが出来ました。
因みに私の子供が食べ過ぎる件については「量が多くてもしっかり出ているみたいだし、体重が急激に増えていなければ大丈夫」とのことでした。
下の子は奥歯が生えてきたのも最近で、基本的に柔らかめのおかずメインで出していたのですが、「もしかして、小さくしすぎてるから丸のみしてるのかも?もっと大きくしてみても大丈夫。でもつまらないようによく見ておいてね。」と助言を貰ったので、固めの野菜スティック等を取り入れていくことにしました。
1歳半健診はこんな感じでした。
私の受けた自治体での1歳半検診はこんな感じでした。
順番待ちの時間が結構あり、早めに受付しましたがトータルで1時間半程かかりました。
まあ周りは同じ月齢の子ばかりで大人しいいい子ばかりではないので、あまり気にせずに行っても大丈夫です。待ち時間用におもちゃもありました。
ただ、何となく疲れます。(笑)
これから行かれる方の参考になれば嬉しいです。